映画の話
こんばんは。絶賛ナウシカ視聴中です。
この年末にナウシカ放送するってどうしたのかと思いましたけど、目指せ軍国主義国家に舵切ってる日本には今必要な映画の1つだと思います。
こんなに美しい映画を作れる宮崎駿監督が(多分本当に)引退するのはすごい残念ではあるんですけど、よく考えたらもう宮崎駿監督が映画にしてまで伝えたいことは残されていないんでしょうね。
もしどこかでお会いできたらお疲れさまでした、ありがとうございましたとお伝えしたいです。無いとは思いますが笑
ジブリの中で何が一番好きか?なんて話題で3時間くらい盛り上がったこともありますが、私の周りの人はなぜか「もののけ姫」と「千と千尋の神隠し」押しで、「ハウルの動く城」押しは私1人だった悲しい思い出です…。
正直ハウルがキムタクだとか、煽り文句の不一致感とかそんな事はどうでも良いんですよ…あれは”心”を心臓に見立てて、”心”はどこにあるのかと言う話なんですよ!!!
…と、息を荒げてしまうのですが、多分私が最初に劇場で見たジブリ映画だからその分記憶に焼き付いてるのかも知れませんね。
(今wikiで調べたら押井守監督もハウル押しだったということを知ってちょっと嬉しい…)
あとこの間の「風立ちぬ」なんかは明らかに子供向けて作ってないのが面白くて、もう小さい頃からトトロ見て、魔女宅見てって育った20代前後の人向けに卒業証書を渡し終わった校長先生の挨拶みたいだなと思いました笑
元々私はジブリはともかく、それほど映画好きだった訳ではなくてここ最近よく見るようになった感じです。
洋画ミステリーとか邦画も隠鬱なものを好き好んで見てる感じがします。
それで最近1番自分の中でヒットした映画があるんですけど、
「ブラック・スワン」
これ本当に好きです。レンタルで借りた上に100円で見てしまってすみません…。
公開してた時から気になってはいたんですけど、見た友人から「レズ映画だった…」と聞き、勝手に興味が半減したことを本気で悔やみました…!!
(※ネタバレになるので下げます)
私も一応絵描きの卵なので日々感じるのですが、ニナの葛藤はジャンル問わず表現者ならどこかで陥る苦悩なんだと思います。タガを外さなければ入れない領域を、実際に身体的変化で演出していって、ナタリー・ポートマンと周りの役者の狂気じみた演技がよりフィナーレの美しさを引き立たせていて、本当に見終わって鳥肌が立ちました。
自分を超えるためには勢い余って殺す程の力が生まれることを自負して、私も制作していこうと思います。下図に入る前に見れて良かったです。
気付けばナウシカも終わってしまいました…。今日はこのくらいで終わります。
また年明けに見たい映画があるので見たら映画の話2でしようと思います。
an.